要注意!!「木梨憲武の絵がすごい」と思ってしまうあなたへ
てやんでい!!
テレビ「木梨憲武!!NYで個展!!作品全部売れた!!!!」
ほぅ、うん、確かに「おもしろい絵」を描く。
それでいいじゃないか、何がいけねぇんでぇ?と言われれば、その通りだと。
うん。
絵を描くこと、文化と触れ合うことはとても大切だ。
芸人が画家になってもいいじゃないか。はちべい、賛成である。
豊かな想像力だぁ。見栄えがいい、なんか良さそう。
うん。
なんだかな、歯切れが悪い。
つまるところ、わたしは「おもしろい絵」が嫌いである。
他人の<夢>を見せつけられている、そんな気になる。
何の修練もなく、感情もなく、ただ、新しいものを生んでいく。
自慰だ。そう、それだ。
自慰を見るのが好きな人もいるだろう。それは自由だ。
だが、あたしは好きじゃない。
一発芸は瞬間はおもしろいが忘れてしまう。
「創るざる負えない。創らなくては死んでしまう。ホントはこんな人生歩みたくない。惨めだ。だけど、突き動かされるんだ。もうしわけねぇ。」
こんな作品が好きなのである。
芸の術、術が深まっていくことが大事なのだ。
木梨憲武という人は、絵を描かなくても生きていけるだろう。
芸人であり、歌も歌う。芸能人として成功を手に入れた。
彼がやっていることは趣味だ。
想像力がなくなれば、絵を描かなくもなるだろう。
そういう絵が、アートであるといってありがたがる客が一番始末に終えない。
「おい、しっかりしてくれ。おめぇはホントにこの絵に感動したのかい??」
毒舌など、吐きたくはない。でも、吐かない死んじまうんだ。勘弁してくれ。
だが、きっと、書くという術が深まる、はずである。
じゃあな!!